究極的二律背反をいざ叶えましょう

ああなりたい、こうなりたい。服を楽しむのって心持ちが端的に表れるもの。自分の欲しい要素＝足りないものを補完してくれるような存在であり、究極の非言語コミュニケーションでもあると改めてLEONは考えます。さて、こちら去る1月のミラノにあるコロンボのショールームで発見した一着が入荷したので、皆さまに満を持してリコメンド。ライダーズでありながらカシミアなんです。カシミアの名門コロンボが用いるのは、当然最高級のカシミア。限られた地域から調達した素材を贅沢にもダブルフェイスに織り上げることで、ライダーズらしい肉感とトロけ落ちるようなカシミアが相まった一着になったわけです。「男らしさもありながらエレガントに。クラシックな技術で新しい価値観とスタイルを作るのが私たちコロンボです」とは当時、ショールームを案内してくれたコロンボのクリエイティブディレクターのルイージ・コロンボさんいわく。新日、緩急、剛柔併せもつことは、冒頭の矛盾するような欲求を叶えてくれるシンプルな回答なのでは、と。「タフじゃなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」という彼の言葉も添えながら、その両者も手に入っちゃう、オヤジ流究極的二律背反の成就としてオススメいたします。

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