Feature
ご飯は終わるが関係性は始まる
白く小さく、清らかに—しらすは豊かさや繁栄を運ぶ、まさに食べる縁起物。編集部員が出合った逸品は、和歌山は湯浅の「しらす屋 前福」の釜揚げしらすでした。紀伊山地から流れるミネラルたっぷりな水で育ったしらすは栄養満点、その旨味は最高レベル。自然塩で炊き上げたしらすの味わいに「なんじゃこらあ!」と湯浅湾に吠えたほど。こちら、そのままでも当然美味なのですが、現地でいただいた女将さん手作りのふりかけに再度感動した次第。家業ゆえの食生活で、味に飽きないよう日々のアレンジのなかで生まれた味は、素材の旨味を直球で生かし愛情に溢れた生ふりかけでした。こういうふりかけは、大体乾燥したちりめんじゃこを使うのですが、女将さんのそれは「しらす干し」をふんだんに使っており、釜揚げのようなもっちり感や旨味がさく裂しているんです……!そんな、門外不出のレシピをLEONがお願いして、2種の味わいで商品化していただいた次第。白ご飯にのせれば、思わず箸が止まらず、茶碗は空に。しかし、この生ふりかけの真価はそこにとどまりません。“縁起もの”をさらりと贈ることが、手土産の格もぐっと引き上げるのです。この小瓶、ただのご飯のお供ではなく、関係性の種火としてもぜひご愛用ください。
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