From LEON Editor’s

Club LEON会員の皆さん、こんにちは。毎週水曜日は、LEON編集部員がお届けする最新にして最モテなトピックです。本誌やウェブページを作成する過程でゲットしたネタを色々なカタチでご紹介いたします。

LEON編集部の堀川です。今回Club LEON会員の皆さんにご紹介したいのは、41歳という若さでこの世を去ってしまった、ルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブローさん。アフリカ系アメリカ人として初めてルイ・ヴィトンのデザイナーに抜擢され、多くのヒット作を生み出しました。

そんな彼の偉業がぎゅっと一冊に詰まった書籍「Louis Vuitton:Virgil Abloh」が発売になりましたので、ぜひご紹介させてください。360ページほどあるボリューミーな一冊には、これまで彼が発表してきたすべてのショウの写真とコラボなど含むスニーカーのプロダクト写真などが盛りだくさん。2万3100円と、本としては少々高めですが、その内容の充実感・素晴らしさを考えるとむしろリーズナブルなくらいで、保存版として貴兄の本棚に飾っておくだけでも価値がありますよ。

個人的な思い出をすいません。2018年6月21日、ヴァージルが初めてルイ・ヴィトンのショーを手がけた時のこと。ルイ・ヴィトンというブランドがもつ「旅」というDNAをテーマに据えたそのショーは、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアと国も人種も性別も超えたダイバーシティーなメッセージが掲げられ、それはそれは感動的なショーでした。ランウェイに登場したヴァージルは感極まり涙をみせ、友人であるカニエ・ウエストがかたく抱擁をするシーンは、見ているこちらも熱くなるものがありました。その日の夜、ヴァージルは自身のSNSにアップした「You can do it too…」という短いメッセージもまたぐっとくるものがあり……あぁ思い出したら目頭がアツくなってきてしまいました。