From LEON Editor’s

毎週水曜日は、LEON編集部員が日々の誌面作成の過程や、取材で知り得たコトをお届けするコーナーです。今回は、LEONの食いしん坊編集長ダイリの堀川がお届けします。


寒いですね。南国育ちの私、冬はパワーが出なくて苦労します……、こんにちは、LEON編集部編集長ダイリの堀川です。秋はどこへ行ってしまったのでしょう。

11月25日に発売したLEON1月号はご覧いただけましたでしょうか。今号で私は特集「いまどきオオカミオヤジの作り方」を担当させていただきました。ファッション的にはこの秋冬にオススメしたいレザーアイテムを大特集しているのですが、ポイントは、いかにモダンに着こなすか、そしてその姿を見た淑女に素敵と思ってもらえるか、です。レザーは男の大好物で、皆さんも愛着のあるブルゾンやコートをお持ちかと。男らしいそれは、着るだけで何だか自分が勇ましく思えたりして。けれど、その男っぽさが、もしかしたら時にトゥーマッチに映る時があるんじゃないか、と思ったのが企画のスタートでした。

オオカミはレザーを指していますが、同時にオヤジそのものでもある、と考えます。オヤジはいつだって狩りにいく支度ができていて、時に獲物に向かってまっしぐら。そんな男な像はやっぱり持っていたいなと。ただ、四六時中ギラギラしているのも違うという、そんなメンタリティも持ち方も企画に託しておりますゆえ、是非是非ご覧になってください。

前置きが長くなりましたが、オオカミオヤジ特集の撮影でお世話になった「ザ・リッツ・カールトン日光」での撮影風景をお見せいたします。この場所で撮影してこうなったのか、など、いつもとはまた違った角度からLEONをお楽しみください。

モダンな建築と美しい庭園が広がるザ・リッツ・カールトン日光。世界中にあるリッツで唯一温泉がでるホテルとしても有名です。今回の撮影イメージは、レザーを身につけた洒落たオヤジが休日にゆっくり過ごす場所と考えていたので、まさにピッタリのロケーション。どこを切り取っても撮りどころが沢山あってテンションがあがります。

何やら不安そうな顔をしているのは、編集部星野。本特集の相棒です。天気予報通り、小雨で撮影しにくいことを心配しているのかもしれませんし、お昼ご飯のことを考えていたのかもしれません。

今回の撮影を担当してくれたのは、御大、熊澤透さん。大人っぽい男女の撮影には定評があり、頼りになるスーパーカメラマンです。ちなみにこのロケーションで撮影したカットは、星野が今回の特集の写真の中で一番好きだと言っておりました(同意)。

お馴染みのクルクルヘアーはスタイリスト四方君。今回も格好よくコーディネートを組んでくれました。ちなみにモデルたちが立っている後ろに写っているのは真っ黒の布で、スタジオのソリッドの背景と、足元のウッドや自然光という外ロケの良いところをどちらも欲張るとこういう撮影設定になります。どんな仕上がりになっているかは誌面にてご確認を!

ホテルや自宅のソファーでのんびり過ごすシーンをパチリ。光を加えたり遮ったり、絶妙な調整を経て、一枚の写真となります。この写真も好きだなァ。

いかがでしたか。毎月皆さんには完成品をお届けしておりますが、こういったプロセスを経ているということを知っていただくことで、LEONが2度3度楽しめるのでは、と思った次第。最新号を改めてお読みいただき、冬支度の参考にしていただけたら幸いです。