From LEON Editor’s

毎週水曜日は、LEON編集部員が日々の誌面作成の過程や、取材で知り得たコトをお届けするコーナーです。今回は、LEON編集長代理の堀川が登場いたします。


年末年始をゆっくり過ごしたと思ったら、あっという間に1月も終わり。この調子だと、2025年も一瞬で過ぎていくのですね。一日一日を大切にしないと!と年初の誓いを立てたところで、Club LEON会員の皆さま、本年もよろしくお願いいたします。LEON編集部編集長ダイリの堀川です。

いま、私はイタリアはミラノに滞在しております。1月17日から20日まで開催される、「ミラノファッションウィークメンズ(MFWM)」の取材のためです。イタリアを代表するファッションブランドがランウェイ形式やプレゼンテーション形式で新作コレクションを発表する場で、ブランドのCEOやデザイナーはもちろん、世界中からファッション関係者や我々のようなメディアが集まり、ショーの内容を取材して報じたり、デザイナーにインタビューをしたりする場となっているんです。ちなみにメンズは1月に秋冬のコレクションを、6月に春夏のコレクションを発表しており、今回取材しているのは、2025-2026年の秋冬の商材となります。

というわけで、取材したてホヤホヤのMFWMの、トップバッターとなった「ブルネロ クチネリ」のプレゼンテーションの一部をお見せしちゃいます。

ミラノの中心地から少し北にあるブルネロクチネリのショールームは、彼らの魅力を語るに十分な、素敵空間。15時からとあったのでオンタイムに来てみたところ、早くもこんな大賑わいに。ブランドの人気とエネルギーを感じるひとコマです。

会場には彼らが提案する次の秋冬のアイテムやコーディネートがディスプレイされ、各国のプレス担当がその意図やテーマを解説してくれます。我々はこれらの情報をもとに、次の企画立案のヒントを得ているというわけですね。

ブルネロ クチネリの名物といえばコレ。さまざまなキャラクターのスタッフが実際に着用し、そのままモデルとして会場内を回遊したり、時に談笑したりして、実際に着たらどういう印象になるのか、わかりやすく伝えてくれるんです。

もちろん、展示の王道手段であるトルソーを用いたものも。コチラはタキシードなどドレスアイテムを用いた提案。よくよく見ると、タキシードジャケットにダメージドのデニムを合わせていたり、ボルドーのジャケットに細畝のコーデュロイの白パンツを合わせていたりと、実に軽快で洒脱な提案がなされていて、とっても勉強になるんです。

いかがでしょうか。こういったプレゼンテーションは大体30〜40分くらいの時間をかけて見て、解説を伺って、取材をして、で次の会場へと移動します。ランウェイ形式の場合は、ショウが始まるまでの待ち時間を含めて大体40〜50分くらい。次回は、そんなショウの様子をご紹介したいと思いますので、楽しみにしていてください。

というわけで。今週も頑張っていきましょー!

おまけを一枚。別件でミラノ入りしていた、LEON編集部井原とジローラモさん。イタリアでのミッションはコンプリートできたのかな?