LEON編集部員が日々の誌面作成の裏側や、取材で知り得た“リアル”をお届けするコーナーです。今回は、新人編集部員・宮川がレポートします。 みなさま初めまして、2月よりLEON編集部に加わりました宮川と申します。よろしくお願いいたします。実はワタクシ、もともとは熱烈なLEON読者で、Club LEON会員でもありました。好きが高じて編集部に入ってしまったわけでして、いまこうして制作の裏側を綴る立場となり、ワクワクドキドキしている次第です。 今回アシスタントとして関わったのは、4月24日発売の「洒脱オヤジは茶色を愛す」という特集。第一特集なので40ページにわたる大ボリュームです。みなさんは「茶色=冬のカラー」と思っていませんか? 実は茶色って初夏の陽ざしにもすごく映えるんです。黒ほど重くなくて、白ほどまぶしすぎない。その“ちょうどいい感じ”が、これからの時期の強い光の中でこそ際立つんです。そんな茶色を制した特集ですが、撮影は異国情緒漂う長崎で実施。入社早々、土地勘がゼロの地方ロケに挑むことになりました。 で、撮影前から場所決めなどいろいろな擦った揉んだがあったのですが、そこまで書くと長くなってしまうので、今回は割愛して長崎に着いてからのお話をさせていただきます。 長崎空港に到着後すぐに、撮影用の小道具の買い出しに優しい津坂先輩と現地の商店街へとクルマを走らせました。 その後は、アシスタントの重大な使命である昼食の手配ですが、ランチの時間帯で、かつスタッフ11名が入ることができる店がなかなか見つからず右往左往……。最終的には先輩の助力を得ながら、タコライスが評判のカフェを発見。結果、大満足のランチとなった……はずです! そしていよいよ撮影本番。誌面に載る“1カット”のために、膨大な回数のシャッターを切り、撮る角度を何度も調整。その都度、ヘアとメイクを微修正して、誰ひとり妥協しない。そんな現場の空気感に、ワタクシの背筋は一層伸びるのでありました。 撮影が終われば、今度はスタッフの夕食。撮影中も少し調べながら見つけた中華街でちゃんぽんを囲んで束の間のリラックスタイム。1日の撮影は終わったこともあり、皆が肩の力を抜き、大きな笑いがこぼれる時間です。昼とは別人のような表情を見せるスタッフさんたちに、「オンオフって大事なんだなぁ」なんて感慨を抱きつつ、無事1日目が終了。そして怒涛の2日目が始まります。 個人的に一番印象に残っているのが2日目の早朝の撮影。朝の6時に海辺で撮影開始。目的は、朝焼けを背景にしたドラマティックな1枚を撮ることです。ところが空はあいにくの曇り……。不安たっぷりのワタクシを励ます面白い先輩達に、クスリと笑いを誘われつつ、撮影のベストタイミングを待ちます。 1時間ほど(?)経過したその時、雲の切れ間から朝日が顔を覗かせた瞬間がありました。全員が即座に反応し、ほんわかした空気が一気に真剣モードに。あのわずかな光を逃さずに収めたカットは、茶色特集の“扉前扉”を飾ることになりました。ぜひ誌面で見ていただきたい奇跡の1枚なので、ぜひ本誌でお楽しみいただければと。 その後は撮影箇所を次々と回り、夜は地元の海鮮店で夕食です。予約していたお店の前に到着すると、スタイリストさんが店構えを見て「ここ絶対アタリだわ」と言わんばかりに、パッと目を輝かせたんです。その笑顔がなんとも忘れられません。 お茶目で明るいけれど、現場に入ると誰よりも真剣。そんなスタッフたちの熱量が、この特集に詰まっています。“茶色”の魅力と現場のこだわりを詰め込んだ渾身の40ページ、ぜひ本誌にてお楽しみください。