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編集長・石井の「華麗なる雑念人生」
あれもしたい、これもしたい。人生をもっともっと楽しみたい! そんな欲張りな考えのもと、人生を謳歌する編集長・石井の雑念にまみれた日々をお届けいたします。今回は先日お邪魔した「マンダリン オリエンタル 東京」の38階にある『THE PIZZA BAR on38th』のお話。この6月より、供されるメニューがシェフのおまかせコースにリニューアルしたのですが、これがまるでお寿司屋さんのような楽しさで。大満足のコースでありました!
こうも暑いと、デートも億劫……。そんな時にこそ、頼るべきはラグジュアリーホテルですよね。クオリティの高いレストラン、涼しく開放的な空間で、食事後のBARホッピングも楽チンですから。今回お邪魔したのは、ホテル業界でも屈指の飲食レベルを誇る「マンダリン オリエンタル 東京」において、とりわけ個性を発揮している『THE PIZZA BAR on38th』。なんとこちら、現在すべてのメニューがお任せコースになっているのですが、ドルチェも含めてピザ8品が供されるという、なんとも面白いコースなんです。
この日のシェフは、ホテルの総料理長でもあるダニエレ カーソンさん。イタリアンのファインダイニングで研鑽を積んだ氏は、なんと来日した10年前にピザ作りを学んだそう。現在では「50 Top Pizza Asia - Pacific 2023」で1位を獲得、ビブグルマンも常連と、食通たちを唸らせています。今回のおまかせコースは、日本のお寿司屋さんの影響を受けているそうで、ピザの仕込み、その技をカウンター越しで眺めることができ、焼き上がりを目で堪能、小さく切り取られたピースが目の前に置かれる……という流れ。
肝心のピザのほうは、イタリア産のオーガニック小麦を独自に配合、80%の水分を含ませたオリジナル生地で、“サクッ、フワッ、モチッ”の楽しい食感と旨味が押し寄せてくる、楽しくも美味しさにあふれたものでした。そこに日本国内の厳選農家、チーズ生産者との直接取引による素材が加わると……無限の“ピザ”バリエに翻弄されるはず!
前菜ひと品を頂いた後、マリナーラ、ブファラ(トマトと水牛モッツァレラ)といった定番ピザ、旬の野菜を使ったピザなど、計8品をいただきます。なかでも石井のお気に入りは、写真の「ピッツィーノ」。ピザ生地を使ったブリオッシュに千葉県産のマスカルポーネをたっぷり挟んで焼き上げ、オーストラリア産トリュフをオン! 小ネギの食感と旨味のバランスが最高で、これぞピザの新しいカタチ!と叫びたくなりました。
なんとこちらはピザのトリを飾ったピザドルチェ。沖縄マンゴーとパッションフルーツ、ヨーグルトのソースにチョコレートをかけたもので……いや〜、堪能しました。お腹いっぱい!と思ったら、この後にアフォガートも。予約が取れた際には、朝昼抜きで行くことをオススメします!
大満足の全10品のコースは、シェフのお任せゆえ内容が変わることがありますが、それゆえ定期的にお邪魔したくなるってもの。カウンター越しにシェフや他のお客さんと和気藹々といただくディナーは、これぞイタリアンの真髄と呼べる楽しさでありました。
「THE PIZZA BAR on38th」
おまかせメニュー/1万3200円
(前菜1種、おまかせピザ8種(ピザドルチェ含む)、デザート1種のコース)
シーティング/17:30〜19:30、または20:00〜22:00の二部制(120分)
レストラン総合予約 0120-806-823 motyo-fbres@mohg.com