編集長・石井の「華麗なる雑念人生」

あれもしたい、これもしたい。人生をもっともっと楽しみたい! そんな欲張りな考えのもと、人生を謳歌する編集長・石井の雑念にまみれた日々をお届けいたします。今回は、カルティエが開催したスペシャルワークショップのお話。時計業界のみならずファッション業界も含めた国内のキーマンが招かれました。光栄にも石井もお呼ばれ! してその内容とは?


都内某所。モダンなビルのエントランスに入ると「石井さまですね?」と、黒い服でまとめた神妙な面持ちのスタッフがお出迎え。否応なしに期待が高まります。指定されたフロアに到着するとそこには「CARTIER CONNOISSEURS NIGHT」の文字が。訳すならば「カルティエ鑑定家の夜」でしょうか。

ドアを開け中に入ると、自身の時計を外す指示を受け、「この中からお好きな時計を身につけてください」とのこと。一本選びさらに進むと、カルティエの名作時計の名を関したオリジナルカクテルやお食事が振舞われており……。ちなみに僕が選んだ一本は、写真の「タンク・ノルマル スケルトン」。落ち着きあるリッチ感とでもいうべきシックな一本であります。

ここれから何が始まるのだろう? と思いつつも、カクテルをぐびぐび。そうこうしているうちに「さぁ、皆さん、こちらへおいでください」と入ったお部屋には、カルティエの時計部門シニアデザイナーが!

限られたメンバーだけの特別なワークショップ、その内容は各人が「これまでにない、自分が欲しいサントスを作ること」だったのですね。テーブル上にはサントスのパーツを模したさまざまな素材が用意されて。美味しいお酒をいただきながら、各界のキーマンたちが、無心に思い思いのサントスをクリエイティブ。ダイヤル、ラグ、インデックス、ベルト、リュウズetc.様々なパーツを様々な素材を用いて、ハサミやノリ、ピンセットで作り上げていく姿は、さながら夏休みの自由研究に必至な小学生軍団(笑)。いつの間にやら皆さん真剣モード、後半は無言で集中しておりました。

こちらが完成した「サントス石井バージョン」。タイトルは「Hottest Time」。ノーマスク時代となり、夜遊びが解禁された今、一番アツくて盛り上がる楽しい時間のみ時刻が表示される、がコンセプトの夜遊び時計です。仕上がりはさておき、そのコンセプトは大変よろしい、とお褒めの言葉をいただきました。

童心に帰り、夢中でサントスを作り上げ、美味しいお酒とお食事をいただきながら、それぞれの作品を鑑賞するワークショップ。話は次第に今の時代の気分やこれからの自分たちの行動に移りゆき……。いや〜、たくさんの学びと気付きがありました。Club LEONのイベントの参考にしようかな。皆さんどう思いますか?

それではまた!